平成29年度 厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患等政策研究事業「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」

[国内多施設共同試験]特殊型炎症性腸疾患におけるアダリムマブとステロイドの前向き無作為化比較試験

渡辺憲治
渡辺守、日比紀文、松本主之、久松理一、仲瀬裕志、小林清典、平井郁仁、国崎玲子、長堀正和、竹内健、大藤さとこ、福島若葉、上野文昭

研究概要紹介

01 | 試験プロトコール

試験プロトコール

02 | 目的

腸管型ベーチェット病(BD)におけるアダリムマブ(ADA)とステロイドの有効性および安全性を比較検討する。

03 | 対象患者

回盲部に典型的な打ち抜き潰瘍(長径1cm以上)を有する腸管型ベーチェット病の患者

04 | 除外基準

ベーチェット徴候を認めない単純性潰瘍の患者、等

05 | 試験デザイン

多施設共同プロスペクティブランダム化比較試験(オープンラベル)

06 | 薬剤投与方法

  • アダリムマブ群
    アダリムマブを初回160mg、2週後80mg、以後2週ごとに40mgを継続して投与する。
  • ステロイド群
    プレドニゾロンを初回0.6mg/kg/dayを1-2週間投与し、5mg/週の減量を目安に適宜漸減し、12週までに投与を中止する。

07 | 検査内容、スケジュール

検査内容

  内視鏡所見改善度
0 1 2 3
消化器症状の総合評価 0 完全寛解 著明改善 改善 不変・悪化
1 著明改善 著明改善 改善 不変・悪化
2 改善 改善 改善 不変・悪化
3 不変・悪化 不変・悪化 不変・悪化 不変・悪化
4 不変・悪化 不変・悪化 不変・悪化 不変・悪化
消化器症状の総合評価
  • グレード0 = 症状なし
  • グレード1 = 最近の2週間に症状が存在したが、日常生活にほとんど支障がなかった
  • グレード2 = 最近の2週間に症状が存在したが、日常生活に少し支障があった
  • グレード3 = 最近の2週間に症状が存在したが、日常生活に支障があった
  • グレード4 = 最近の2週間に症状が存在したが、日常生活に非常に支障があった
内視鏡所見改善度(全大腸内視鏡検査)
  • グレード0 = 治療または瘢痕
  • グレード1 = 著明縮小(1/4以下に縮小)
  • グレード2 = 縮小(1/2以下~1/4未満に縮小)
  • グレード3 = 不変または悪化(1/2未満の縮小、または拡大)

スケジュール

  投与前
(-4~0週)
0週 2週 4週 8週 12週 36週 再燃時
同意              
登録・割付              
消化器症状
(4段階スコア、DAIBD)
 
CRP  
下部内視鏡
※-4~0週
       
※10~14週

※32~40週
(◯)
上部内視鏡 (◯)         (◯) (◯) (◯)
ADA血中濃度              
有害事象 随時確認

08 | UMIN登録

UMIN000012469

09 | 評価項目

主要評価項目

12週後の内視鏡的改善率(内視鏡所見改善スコア0または1)
※なお、回盲部の内視鏡写真を中央判定委員により評価する。

副次評価項目

  • 各観察期間における消化器症状の改善率、寛解率およびDAIBD、CRP
  • 12週後、36週後の内視鏡所見改善率、粘膜治癒率
  • ベーチェット症候の改善度
  • 上部消化管病変の改善度
  • 有害事象発生率
  • 各治療不成功時の切り替え治療の有効性・安全性
  • ADAの血中濃度と有効性の関連

10 | 研究組織体制

アドバイザー

  • 東京医科歯科大学 消化器内科 渡辺守
  • 北里大学北里研究所病院 炎症性腸疾患先進治療センター 日比紀文

安全性モニタリング委員

  • 大船中央病院 特別顧問 上野文昭

プロトコル委員

  • 大阪市立総合医療センター 消化器内科 渡辺憲治
  • 岩手医科大学医学部 消化器内科 消化管分野 松本主之
  • 杏林大学医学部第三内科学 久松理一
  • 札幌医科大学 消化器内科 仲瀬裕志
  • 北里大学 新世紀医療開発センター 小林清典
  • 福岡大学筑紫病院 炎症性腸疾患センター 平井郁仁

内視鏡中央判定委員

  • 横浜市立大学附属市民総合医療センター 炎症性腸疾患センター 国崎玲子
  • 東京医科歯科大学 消化器内科 長堀正和
  • 東邦大学医療センター佐倉病院 消化器内科 竹内健

解析責任者

  • 大阪市立大学大学院医学研究科 公衆衛生学 大藤さとこ、福島若葉

研究参加機関

  1. 大阪市立大学
  2. 愛知医科大学
  3. 兵庫医科大学
  4. 東邦大学医療センター佐倉病院
  5. 山梨大学
  6. 新潟大学大学院医歯学総合研究科
  7. 金沢大学
  8. 大分赤十字病院
  9. 滋賀医科大学
  10. 北里大学病院
  11. 関西医科大学
  12. 大阪市立総合医療センター
  13. 福岡大学筑紫病院
  14. 京都大学医学部附属病院
  15. 旭川医科大学
  16. 岩手医科大学医学部
  17. 琉球大学医学部附属病院
  18. 北里大学北里研究所病院
  19. 諏訪赤十字病院
  20. 自治医大さいたま医療センター
  21. 香川県立中央病院
  22. 広島大学病院
  23. 東京医科歯科大学
  24. 東北大学
  25. 慶応義塾大学病院
  26. 防衛医大
  27. 松山赤十字病院
  28. 社会医療法人 浦添総合病院
  29. 横浜市立大学附属市民総合医療センター
  30. 金沢医療センター
  31. 東京女子医科大学

11 | 目標症例数

50例(各群25例)

12 | 試験実施期間

2014年12月2日~2018年12月31日(症例登録は2017年12月31日まで)

13 | データセンター

14 | 研究事務局責任者・資料請求先

大阪市立総合医療センター 消化器内科
住所:大阪市都島区都島本通2-13-22
TEL:06-6929-1221/FAX:06-6929-1090 E-mail:kenjiw@med.osaka-cu.ac.jp
責任者:渡辺憲治

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