平成31年度 厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患政策研究事業「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」

[国内多施設共同試験]クローン病粘膜病変に対するバルーン小腸内視鏡とMREの比較試験

渡辺憲治
渡辺憲治、竹内健、石川ルミ子、長沼誠、奥田茂男、大塚和朗、北詰良雄、矢野智則、平井郁仁、屋代香絵、村上義孝

研究概要紹介

01 | 目的

クローン病小腸病変におけるMR enterography(MRE)とバルーン小腸内視鏡(ダブルバルーンないしシングルバルーン小腸内視鏡)の病変描出能を比較し、より有効なクローン病患者診療マネージメント確立に寄与する。

02 | 対象患者

小腸病変を有するクローン病患者

03 | 試験デザイン

feasibility study(オープンラベル)

04 | 検査内容

  • 規定のプロトコールに沿って両検査を行う。
    MR enterographyとバルーン小腸内視鏡の間隔は1週間以内とし、同日でも可とする。
  • MR enterography
    研究参加施設の1.5テスラーのMR enterography機器を統一した撮影プロトコールを用いて行う。
    小腸の拡張を得るために大腸内視鏡検査に用いる前処置薬を投与する。
  • バルーン小腸内視鏡
    下記の内視鏡機器のいずれかを用いて、経肛門的に回腸中部まで挿入する。
    検査前に大腸内視鏡検査に準じた前処置を行い、適宜、患者苦痛を軽減するため前投薬を併用する。

05 | UMIN登録

UMIN000011250

06 | プロトコール委員

  • 大阪市立総合医療センター 渡辺憲治
  • 東邦大学医療センター佐倉病院 竹内健、石川ルミ子
  • 慶應義塾大学 長沼 誠、奥田茂男
  • 東京医科歯科大学 大塚和朗、北詰良雄
  • 自治医科大学 矢野智則
  • 福岡大学筑紫病院 平井郁仁
  • 大船中央病院 画像診断科 屋代香絵
  • 東邦大学 社会医学医療統計学分野 村上義孝

07 | 研究グループの方向性

  1. feasibility studyのデータを解析し、次相のstudyのプロトコールを行う
  2. MREアトラスの作成
  3. クローン病新内視鏡スコアの開発

08 | 研究参加施設

  • 大阪市立総合医療センター 消化器内科
  • 東邦大学医療センター佐倉病院 消化器内科
  • 東邦大学医療センター佐倉病院 放射線科
  • 自治医科大学 消化器内科
  • 慶應義塾大学医学部 消化器内科
  • 慶應義塾大学医学部 放射線診断科
  • 東京医科歯科大学 消化器病態学
  • 東京医科歯科大学 放射線科
  • 福岡大学筑紫病院 消化器内科
  • 大船中央病院 画像診断科
  • 東邦大学 社会医学医療統計学分野
  • 弘前大学医学部 消化器・血液内科学講座
  • 国立病院機構弘前病院 臨床研究部
  • 埼玉医科大学総合医療センター 消化器肝臓内科
  • 滋賀医科大学 消化器内科
  • 京都府立医科大学 消化器内科
  • 久留米大学医学部内科学講座消化器内科部門 炎症性腸疾患センター
  • 藤田保健衛生大学 消化管内科
  • 札幌東徳洲会病院 IBDセンター
  • 防衛医科大学校 消化器内科
  • 大船中央病院 消化器・IBDセンター

09 | 研究事務局責任者・資料請求先

大阪市立総合医療センター 消化器内科
住所:大阪市都島区都島本通2-13-22
TEL:06-6929-1221/FAX:06-6929-1090 E-mail:kenjiw@med.osaka-cu.ac.jp
責任者:渡辺憲治

インフォメーション

  • 2020.03.31終了しました